記事は「空をかついで~shon'jir~」へと引き継ぎ、鋼語りはまだまだ続きます。
外伝 もうひとつの旅路の果て 少年ガンガン 2010年 10月号 [雑誌感想]
待ちに待った外伝です。
短いお話でしたが色々な事を考えました。良いお話だったなあ~。
良い意味で期待を裏切ってくれました。
カラーページの見開きで、ちょっと涙ぐみました。
セントラルから届いた荷物は「アル」だったんです。ボロボロになった。
こういう形でリゼンブールに来たのは2回目だよね。
スカーとの戦いでボロボロになったアルが貨物扱いでリゼンブールに戻ってきたときはまだこの中に魂があった。
今度の鎧にはもうアルの魂は無い。
でもボロボロの鎧についた傷はそこにアルの魂があった証拠なんですよね。
そんでもってデン。
デンは鎧の中のアルの魂を感じとることが出来て受け入れていたんだけど、このボロボロの鎧に対してはどうだったんだろう?
アルはもう生身で存在するけど・・・この鎧の中にもうアルの魂は無いけれど・・・。
それでもデンはこの鎧をああいう形で受け入れて・・・アル・・・ではないけれど何か自分に近い「ここにあるべきもの」として感じとったのかな?なんて思いました。
兄弟の鎧に対する思いがまたいいですね。
あのボロボロになった鎧を居間に飾って子供や孫に昔の武勇伝を語る・・・なんてことはしない(笑)
そこはアルだから。
エドにもウィンリィにもわからないアルだけが持つ鎧への思いというのがあると思います。
外伝「長い夜」にもちょっとあったような。
この鎧で機械鎧の部品を!という展開になったときにそんなことを思い出しながらまたちょっとウルっとしました。
この鎧がエドの足になるんじゃないんです。部品となって色々な人の手となり足となっていく。一部はエドの足に使われるかもしれない。一部は草刈りがまとなってばっちゃんの元に残る。
そうやって色々な人の生きるための手段の一つになって巡っていくんですね。いいなあ。
巡り方がね、誰かの元にハッキリと受け継がれるのでなく誰ともなく拡散していく感じがしてとっても私の心に滲みました。
今年初めに私が失った存在があって、その時に「どうするか」という選択を迫られると言う事もあって・・・・。 ちょっとそういう事なども思い出してウルウルしています。すみません。
萌えを語ります(笑)
ウィンリィのうれし泣きとそれを突っ込むエドに萌えました。こういう感じがいいのよ。
鍛冶屋の親父に萌えまくる私は荒川筋肉信者です。なんですか?あの筋肉の上走る血管まで細かく描写するその意気込み。
アルの鎌を使うばっちゃんの動きに萌え!(笑)手伝おうとするエドのぞんざいさにも萌え。
短い話だからちょこっと数行で!のつもりが結構長くなってしまいました(笑)ま、いつもの事か。
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