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旅路の果て その2  少年ガンガン 2010年 7月号 [雑誌感想]

まさかガンガン感想でパート分けするとは!思いませんでしたが仕方ないですね。
だってこのページ数ですから。
凄いのは荒川先生です。最終回で通常の3倍ページ描いて来月休まず獣神演武連載再開ですって!どんだけ牛パワー!

この先ネタばれはネタばれですけど、原作を読んでる事前提で書いてます。
なので、本当の意味でネタばれを期待しないでください。あらすじは書きません。
エピソードも若干順不同です。

後半は萌え語りが中心です(笑)しかもこっちのが長い?

戦後処理のノックス先生の存在が嬉しいです。マスタングの目はそのままなんだろうか?それでも鷹の目がいるから?
そんな中でマルコーさんが賢者の石を持って交渉に来ます。
イシュヴァールに対する負い目から逃げていた自分から前向きに。彼らのコミュニティに入ってそこで医者として生きることでその償いを、そして自分の生きがいを見つけようとしています。それはきっと楽な道ではないと思います。それでもそこに向かって進んでいこうとする姿があって、そういう風に変わっていったマルコーさんに私は感動します。

凄い凄いばかり連発してますけど、もうあきらめてください。
凄いです、キンブリー(←そこですか?笑)この期に及んで最終回にまで!たった一コマでその存在感をアピールしてくれました!彼の存在とその言葉は出会った人の心に残っていくんですね。あんな奴なのに!

ずっとアルのそばに付き添っているメイが可愛いです。さらにメイとリンの会話を解らないなにり聞いてるエルリック兄弟も可愛い!

フー爺さんの遺体の前で賢者の石を見つめるリンは何を考えているのでしょうか?グリードと一緒だった間に不死の身体を手に入れたけどそれは肝心の時に何の役にも立たなかったし、今この賢者の石をシンに持ち帰っても・・・それを「使う」事はないでしょう。皇帝になる為の交渉のアイテムとして利用して、きっとその まま封印されていくんじゃないかと私は思います。
リンがグリードに与えた影響も大きかったけど、グリードの存在がリンに与えた影響も大きかったしそれは消えずにずっと残っていくものだと思います。

メイとリンって兄妹なんだよね。仲良くやっていって欲しいです。

ホーエンハイムは・・・やっぱり「親父」発言は言っちゃいけない死亡フラグ(涙)でも、全て終わってから。アルの体と引き換えとかではなく。自分の役割をすべて終えて、待っているトリシャの元へ。
「でもやっぱり死にたくねぇなぁとか思っちゃうな」という最後の言葉がとっても「鋼」らしいと思いました。
何処までも、死んでゆく人間でさえも、それが運命だったとしても、「死にたい」とは言わせない。「死んでもいい」とも言わせない。
おまけでね、リゼンブールに帰るのにブリッグズ兵にお金借りてるって辺りがね、最後までおちゃめさん!(泣語り)

ちょっとだけ笑わせてもらいました。スカーさん生き延び!(嬉)
アームストロング家の医務室で「また生かされた」「何故アメストリス人は己れを死なせんのだ」って!
貴方、そんなこと言ってあの戦場でちゃっかり北軍のコート着て顔かくして担架で運ばれてましたよね?生き延びる気満々じゃないですか。萌えポイントは無精ひげです。当然。
※追記
ここ、読み違えていました!迂闊にも姐さんの言葉を鵜呑みにしていましたよ!やられた!
姐さんちゃっかり最初からスカーを手に入れるつもりでブリッグズ兵装わせていた!が正解ですね。しれっと嘘つけるんだよ、この人は!
某所で盛んにオリスカだのスカオリだの騒いでいるので気がつきました。オリスカ大歓迎(笑)

で、これはきっと不満な人もいるんじゃないかと思いますがスカーの本名は遂に明かされませんでした。
私は・・・・実はこの「名は無くていい。好きに呼べ。」というのがまさに!私の信条なので!!凄く嬉しかったんです。
復讐の為に名を捨てスカーとして生きてきたその間に、彼は色々な人と出会い学び変わっていきました。以前の名の彼でもなければ、名も無きものでもなく、「スカー」として。だから2度、生まれ変わった(生かされた)彼は、また新たな名前で呼ばれていくのでしょう。
その人の事を何と呼ぶか?それは人それぞれでいい。誰が何と呼んでもその人の本質は変わらない。呼ばれる者ではなく呼ぶ者の方にその意味があるのだと思います。

「おかえりなさい」
二人で家を出て、二人で帰る。そして三人で笑って泣いて抱き合って転げまわる。
もう何も言う事なんかないですよ。

アルが少し回復してるので多分いくらか日にちは経っているのでしょう。だからきっと二人が無事な事はウィンリィも聞いていたと思います。でもやっぱり実際に エドの振りあがった右手や鎧でないアルの姿を見て、涙も止まらない。うれし泣き万歳!(そんでやっぱり戻る時連絡しないんだね、この兄弟は!笑)

そこから更に日々は過ぎ去って、結局大総統はグラマン!マスタングはまだ520センズの約束を果たしていないんだ。でも准将で東軍に君臨しています。グラマンが去ったらまた北軍の姐さんとひと悶着ありそうですね。そうやって目指したものに一歩一歩近づいていって欲しいです。この最終回で一気に大総統にはならなかった!というところが逆にいい終わり方です。マスタングの物語は「鋼の錬金術師」とはまた別でさらに続いているって事です。

リンも皇帝になったのね。凄いね、シンの皇帝とダチですよ、エルリック兄弟(笑)しかも一宿一飯の恩まである。(ファルマンもそうなんだね)

屋根の修理してるエドがね、いいですね。不器用な感じで。便利な錬金術は無くなってしまたけどそれでもいいやと思える人生を歩んでいけることが、嬉しいです。
「兄さんお疲れ様、お茶にしよう。」じゃなくて、「兄さん、まだ直らないの?」というアルフォンスも素敵です(笑)

ブラッドレイ夫人にはどれくらいの真実を告げてあるのでしょうか?少なくともあのセリムが人でないという事はわかっているようです。それでも、彼女の愛情を一身に受けてセリムは育ち、夫人の生きがいにもなっている。それが救いとなっている。新たな可能性に賭ける夫人も、強い鋼の女性なんですね。

予想通り、アルは錬丹術を求めてシンに。ビックリしたのがそれにザンパノとジェルソがついてくってこと(笑)私、アニメですっかりジェルソファンです。あのかわいらしいイラスト書いちゃうジェルソ萌え。
ニーナの事がずっとアルの中にトラウマとして残っていて(それはエドもそうなんだけど)その目の前に「戻りたい」と願うキメラがいるから、それを放っておけない。アルはまだ錬金術を使えるから、その可能性に賭けたいんだろうな。

で、エドウィンです。
ここもね、もう何もいう事ないんですけど。全ての萌えをこの数ページに投入!
会話や行動でね、もうすっかり恋人同士でしょう?それだけでも萌え萌えなのにプロポーズまでやらかしてくれました。
またその言葉がエドらしく、返事がウィンリィらしくていいんです。さすがに王道少年漫画の最終回でキスシーンはなかったけどコマの外で絶対やってるって!公衆の面前(駅子さんしかいないって!)での抱き合いシーンだけでも大満足です。

写真の一つ一つにコメントつけたい!
リザさん、髪切った!ハボックリハビリにマリアさん!ゴリさん、ハインケルさん、ヨキサーカスですか!?笑っちゃいけないリン皇帝。ブラハの子供?ファルマンすっかり北軍に馴染み。スカーさん長髪に!以下略、御免。

2年後からさらに数年後だよね?しっかり子作り成功してるエドの左手には指輪有。メイもリゼンブールに来てるってことかな?あの、ホーエンハイム涙の写真と同じ構図で幸せ満面の笑みを浮かべる皆の姿に涙しました。

余談だけどね、きっとあの長男はエドと同じ道を歩むんだよ。親父に反抗期!絶対ありだと思う。でも幸せにありきたりにそれを乗り越えていくよね。きっと。

最後に、エドとアルの一人称が「オレ」「ボク」から「俺」「僕」に替わりました。細かいことかもしれないけどそれは地に足がついた状態でしっかり人生を歩んでいくということの象徴なのかな?と思います。

「痛みを伴わない教訓には意義がない
人は何かの犠牲なしに何も得る事などできないのだから」


一巻冒頭であった、ずっと気になっていたコレ。
最後に否定されて締めるのだろうと(私が)予想していたコレ。

でもそれは受け入れ乗り越えていくモノとして、最後にまた描かれました。

本当にそうだよね。

皆、色々なものを犠牲にして、失ってきた。
誰もがもがき苦しんだけれど誰一人あきらめなかった。
その結果、得た未来があの写真。鋼の心。

108話 旅路の果て その1

6月号 107話 最後の戦い


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