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旅路の果て その1  少年ガンガン 2010年 7月号 [雑誌感想]

最初に読んだ時にはそれほどではなかったのに、読み返し噛みしめるほどに色々な事が思い出されます。

最終回。予想はしていたけど大増100ページ超です。

この先ネタばれはネタばれですけど、原作を読んでる事前提で書いてます。
なので、本当の意味でネタばれを期待しないでください。あらすじは書きません。
エピソードも若干順不同です。

ガンガン感想に行きますが当然のごとく長いです!だって100ページ超えてるもの。
なので記事分けました。とりあえずパート1いきます。

グリードさん!グリードさん!グリードさぁぁぁぁん!!!
と、心の中で大声で叫びながら読みました。

一番その行く末が心配だったグリード。願わくば、リンと一緒にシンに行って皇帝にでも何でもなってくれ!と、そんな願望もありました。でもそれは「最終回来ないで!」と思うファン心理と同じで意味がない事も知っていました。
だから、「シンの皇帝も悪くねえか・・・。一緒に戦おうぜ、相棒。」と言ったとき、「違うだろう!!!」と突っ込みたくなります。気持ち的には嬉しいタッグですけど、グリードの言う台詞じゃない!

それがグリードの嘘だとわかったときの私の心の乱れっぷりを察してください。やられたよ。
「来い!ランファン!」で飛んできて腕ぶった切ったランファンも凄いです。

リンもランファンも(そしてフーじいさんも)。シン組とグリードの絆ってこんなにも深くなっていたんだ。
最後までカッコつけなグリード。

最終的にグリードが欲したものは手に入れることは出来なかった(と、私は解釈しています)けれど、手に入れたものがそれに匹敵する素晴らしいものだったと気がついて消滅していく姿に大泣きしました。求めるものから与えるものになってお父様に一矢報いてカッコつけた台詞残して消えていくその姿に。(でも自覚ないだけで今までだって求めるだけでなく与えてもいたんだと思います。自覚ないだけです。)

グリードさんについては後で一発ぶちかます予定でいますので、この辺で切り上げておきます。ほっとくといつまでもウダウダと語り続けそうで怖いです(笑)

お父様の目的は結局最後までよく解らなかったけれど自分なりに考えてみたことを整理してみます。

お父様が神と呼んだものはレトやイシュヴァラのように人々の心の支えとなるような宗教的な神ではなく、お父様の中にだけ存在する「神のようなもの」であったということですね。それは扉を介してお父様の向こう側に存在するもの。お父様にとっての真理。そしてお父様自身。やはり彼は無理やりそこから引っ張り出されてきた存在だったということなんでしょうかね?

完全になりたかった風な事を言っていたお父様でしたけれど、実は最初から人間だったんじゃないでしょうか?
お父様の中にも扉があって、真理が存在したんです。人の意識の集合体みたいなものかなあ?と思います。言い換えれば人間そのもの。その一部をフラスコの中に入れられちゃったから。
だから最初から凄い知識を持っていた。でも、実態がない。自分は何者なのか?一番知りたかったのはお父様自身だったんです。知識を得たホーエンハイムが自分自身を確立させて成長し完成していく姿を見て焦ったのかもしれません。
扉の向こうの真理を捕まえて完璧な存在になれば自分自身が何者なのかわかるかもしれない。てめえらみたいな虫けらとは違うんだよ、人間。とか心の中で呟きながら。

壮大な中二病の自分探しの結果がこれ?

ちょっとあんまりなんですけど(笑)落ちついたら色んな方の考察読んで反省します。

ラスボスが倒された、その後。多分皆の興味はここからですよね?ここからが!

アルフォンスが戻ってこない。

お父様がいなくなったって全てが戻る訳じゃない。アルを扉の向こうからひっぱりださなければいけないんです。何を代価に?
ここで皆がそれぞれに自分の持っているものを差し出します。
リンは賢者の石を。ホーエンハイムは自分自身を。
でも、そんなものでアルを取り戻したってその先にあるのは更なる苦悩と罪の意識の繰り返しです。
では自分自身を対価に?
「あいつはひとり残される恐怖と絶望を知っている。それをアルフォンスに味わわせる事はしない。」
そうだよね、エドはそういう風に考えるだろうね。自己犠牲は自己満足なの。ごめんなさい、この台詞は私の救いです。ありがとうマスタング(荒川先生!)

自分を差し出そうとしたホーエンハイムとエドの会話がまた泣けてきます。泣きながら「くそ親父」で、「やっと親父と呼んでもらえた。」とか・・・・言っちゃったよ。言っちゃったらフラグ立っちゃうよ(涙)

エドは真理を見た。ということはあの扉が何であるかわかっていたんです。だから、それを引き換えにアルを取り戻すという事を考え付いた。代価となったのは「扉」であり「錬金術」。その上、戻ってくるためにアルの扉を使うという発想。
マスタングは「扉」を対価に視力を取り戻すことは出来ません。「錬金術」あっての「扉」だから、それを差し出した時点で戻る道は無くなってしまいます。これはエルリック兄弟だからこそ出来た裏技なんです。

凄い!凄いよ!辻褄が全部合っちゃう。

扉破壊するエドの後ろ姿の背中の大きさに!身悶えしました(笑)
FA4期のOPでエドの扉が壊れていく様子がありました。これが最終回を示唆する何かなのかも?と思ったけれどまさしくその通りの展開になっていて今更ながらOPのネタばれっぷりに驚きます(笑)

アルが戻ってきた後の皆の反応が好きです。
ブリッグズ兵のビックリ顔。担架の人までこっち見てるし。
つらかっただろうね、メイ。シグさんの熱い抱擁がまたいいです。これって少佐の役割じゃなかった?何にしても筋肉野郎は心が熱いです。そしてね、そういう皆 に囲まれるアルを見て静かにその場を去っていくホーエンハイムが・・・。(ヘンシェルさん?にお金借りてる姿がちゃんとある。)

全てが戻り、大団円を迎えるその後。感想はパート2に続きます。

 

108話 旅路の果て その2

6月号 107話 最後の戦い


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