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鋼FA59話 失われた光 [鋼FA感想]

つにに、最新コミックス分殆ど消化してしまいました、鋼FA。来週からはネタばれです。
泣いても笑ってもあと四回。
そしてブログ各所ではカウントダウンが・・・。「あと何日」なんて出ちゃうと辛すぎるから見ないもん・・・(涙)

記事を書いてみて思い知りました。どんだけ詰まってるんですか?今回。
あれもこれもスルー出来ないエピソードばかりで濃いです。

先週、「わかった」で続いてしまったあのシーンから始まります。
中尉の血と、賢者の石の赤。
瀕死の中尉の表情が一瞬目線を飛ばしたそれを、大佐はハッキリ見て、驚きの表情を見せてそして視線を逸らす・・・。
そこから「わかった」で切る。その表情の変化が色々な事を想像させてくれるいい引きでした。

「私は人体練成はしない!」
そう言いきった大佐の顔にはもう迷いの表情はありません。ここ、「私は」が重要です。大佐は何があっても人体練成はしないと思わせてくれる、そのために。

ここで、このわずかな隙で色々な事を想像できます。中尉とのアイコンタクトのなかで大佐は何を決意したんだろう?とかね。金歯医者に「見捨てるの?」とか言われても動揺もみせずに対応する大佐の余裕。

それはここぞと言う時に現れる仲間の存在があるから。

カッコいいですよ~皆。とくにメイちゃん!スカーさんとさりげなくいいタイミングで息が合ってます(涙)

そしてね、ここでもう一つ注目すべきは大佐の行動です。
賢者の石蹴飛ばして駆け寄ったよ、この人!いやもうここだけで私の中で大佐の株急上昇です。
まず賢者の石に飛び付いたのは中尉のことを心配してなんだろうけれども(原作の方ね)、そんなものもう視界に入って無いくらい心配して、寄ってくる敵をなぎ倒しながら中尉に駆け寄るFA大佐の姿に惚れてもいいとか思っちゃいました。
もう無駄なくらい「中尉、中尉」と叫んでますし「死ぬな!」とまで言っています。

そんな姿を見ての、メイの葛藤。

わかっていても、やっぱりメイの止血があってホッとします。ああ、助かった・・・・。抱きしめる姿がもう。原作よりメロメロ感(笑)発揮してます。メイの台詞無しでも十分です。二人の世界。

(ああ、でも止血したとはいえあんなに大量出血した人を立たせちゃいかんですよ~!横にして、横に!!血圧下がるから!!この際お姫様抱っこでいいから

ほっとしたのもつかの間の急展開なんですよね。

大総統復活。
そしてここでもやはりアニメとしての表現の凄さを感じます。どうってことはないんですけれど滴り落ちる血や、大総統の台詞含めた演技が彼ももう長くは無いということをハッキリと表現してくれています。視覚聴覚的に得る情報量の多さの得なんでしょうけれど。
それでもまだ、勝てる気がしない相手であるというところが彼の凄さでもあります。

プライド登場の隙をついて大佐を捉えるブラッドレイの動きが凄すぎます。大佐の炎を避けての突撃。爆炎をバックに迫る姿。本当に瀕死?

いよいよ、大佐の強制人体錬成発動です。
原作では何が起こったのか、え?と疑問だらけでしたがそこはFA。というかアニメで描かれるとわかりやすいです。金歯医者を強制的に人体練成させたということなんですね。金歯さん、この為だけの存在?侮れない荒川伏線。

大総統は大佐を繋ぎとめた後やはり死が近い事を自覚しているんでしょうか?
「打ち取って名をあげるのは誰か?」
よくある台詞ではありますが、打ち取られる覚悟がそこにはあるように思えます。ただでは打ち取られたりしないぞという自信と矜持も垣間見えます。

そこに対峙するのは、同じ名も無きもの同士。でも意味が違います。
スカーと大総統のバトルも素敵。素敵でカッコいいけど何か物悲しい。

人体練成と等価交換。真理。
それを語る「お父様」
確かに強制的に人体練成して金歯医者と等価交換で視力を失った大佐ってどうよ?自己責任でもなんでもないじゃない?お父様、心理的なダメージを植え付けるためにいろいろこじつけていらっしゃる?
真理が神であるならば・・・いや、これ以上は止めておきます。

「そんな筋の通らねえ真理は認めねえ!」と、エドが代弁してくれます。そのとき、お父様は「ニヤリ」と笑ったような・・・そんな気がするのですがこれは一体?原作では「事実を認めよ!」とか言ってたよね?何?このしてやったりなお父様は。

扉の前のアルは何度見ても切ないです。あの体。
アルは自分の体術に自信があっただろうし、戦力として充分通用すると思っているから尚更。
この対面、これこそが「鋼の錬金術師」という物語の最終的な目的地のひとつでもあるはずなのです。
それを振り切って仲間の元へ戻るアル。その心のうちを思うと苦しくなります。
(だからこそもうちょっと絵的に・・・いや、それは・・・でもアルはもっさりしてるし、真理君?もなんだかだし)

ここでブラックな真理君の台詞がナレーションのように展開されるのはすごくいい!!と思いました。

そしてね、エフェクトのかかっていない生アルの声ってこうなんだなあ~としみじみ聞き入ってしまいました。
この声で、生身の体で、ちゃんと戻ってきて欲しいです。
「必ず戻ってくるから!」扉の前にではなく、ここにも!


余談。吠えるワンちゃん、もしかして大野木さんちのワンちゃんですか?
それと、どうでもいいんですけど・・・・・メイちゃん必ずスカーの横に居ますね。(嬉)←このくらいの萌えは許して。


鋼FA60話 天の瞳、地の扉

鋼FA58話 ひとばしら

 

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コメント 4

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kon

こんにちは。
また体調悪化して、きのうやっとFA 視聴しました。
自分の感想がストーリーを追うので手一杯なので、conianさんの感想で「おお!」と思いました。
密度が濃かったです。ラースとスカーの対峙が格好よく、そして何かもの悲しい。(うんうん
原作未読なので、「ここでスカーに倒されるの? いや、まだ何かある?」とワクワクして次週を待ってます。
by kon (2010-06-03 16:54) 

conian

kon様
視聴中は感じなかったのに、感想書いていて「なんだこのスルー出来ないエピソードてんこ盛りは!」と思いました(笑)FA凄すぎです。

ラースVSスカー
原作読んだ時からラースの方が自ら「最期」と言うあたり、諦念というか・・・それでも最後まで大総統として、ホムンクルスとしての矜持を捨てず・・・そんなところに何か物悲しさを感じていました。それでもまだ勝てる気がしないほどのオーラを発しているところが彼の凄いところですよね。

この時期は私も体調不良です(涙)
お互い身体には気をつけてこのクライマックスを楽しみたいですね。
by conian (2010-06-03 23:10) 

kana*

再びお邪魔にきました~kana*です^^
先日は素敵ランバラルありがとうございました♪
いんや、ホント!彼は好きなオジサマキャラ☆ベスト3に入ってます!!conianさんなら(兄じゃなくて)来ると思ってた!!!(笑)
>FA
原作と同じく…最終回に向けて疾走するFA。毎回30分の密度、濃すぎます~思考がついていかない。。。^^;
大佐が賢者の石を蹴り飛ばしてでも中尉の元へ急いだ点、おお!と今更ながら感じ入りましたーそんな細かいところを丁寧に描くことにより、この一話の厚みが増すものですねぇ~wスタッフ万歳☆

最後に……私のダイスキな鋼ブログさんが、こちらをブクマされていて楽しみに通っているという記事を拝見してvなんだかーとっても嬉しくなりました♪conianさんの記事は読み応えがあって、やっぱりSUKIだなぁ~w
――あ。手ブロのコメ欄マンガも…モチロン外せませんよw(笑)
by kana* (2010-06-04 01:51) 

conian

kana*様
ランバラル喜んでもらえて嬉しいです。kana*さんならきっと大丈夫!と思ってました(笑)
FAは・・・最初に原作の枝葉を取り払いその後ぎゅーーーっと圧縮して・・・そうやって再構築したものを今一気に噴き出しているのかなあ?なんて思ったりもします。原作の終焉も間近ですが、そこから分解し再構築されるFAも入江監督と大野木さん(その他大勢のスタッフ様)の素晴らしい錬成の賜物だと思って最後まで楽しみたいです。

>鋼ブログさん・・・
U様のところですよね?
ビックリして思わずtwitterで叫んでしまいました(笑)
by conian (2010-06-04 19:07) 

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