SSブログ
お知らせ
当ブログは2010年11月をもって更新終了とさせていただきます。
記事は「空をかついで~shon'jir~」へと引き継ぎ、鋼語りはまだまだ続きます。
リンク、RSS等は新ブログへ引継いていただければ嬉しく思います。
 
引っ越しに伴いこちらでの拍手、コメントも受け付け終了とさせていただきます。
何かありましたらメールフォームまたは引っ越し先のブログへとお願いします。

 鋼FA感想INDEX    雑誌・コミックス感想INDEX

鋼FA30話 イシュヴァール殲滅戦 [鋼FA感想]

あんなに下準備までして挑んだ「イシュヴァール殲滅戦」だというのに、心奪われたのは「ガンガンCM」でのアームストロング家!(笑)
オリヴィエ姐様はどなたが声を?(声優さんに詳しくないのでわからない~)
今までのマスタング大佐にとって替わってアームストロング少将がCMするというところがまた何とも素敵。

今回無かったアレとかソレにまた不満を言う人もいるだろうなあ~。
でもいくつかのエピソードは前倒しでしたし、この先その部分がしかるべき所で描かれる可能性もあります。
ここで描かれず謎のままでも面白いんじゃないかとは思います。いずれどこかで描かれれば。
ほら、FAはイシュヴァールバラ売りですから!
ただすっごく不安ではありますけどね。
あ、「冷徹な焔」の時みたいに色々推測して記事書いても、次週であっさりやっちゃったりして(笑)
大野木さんだったしねえ~。

今回、特に印象に残った台詞が2つあります。

私に鉄槌を下したくば神の手なぞ借りず自らの手で行え、人間。
一見冷徹なようにも思えます。けれど人一人の命は、結局人一人分であるということ。神は人の思いが創りだしたもの。だからそんな物の力など借りずに自分の手を使えということ。
ブラッドレイは取るに足らないちっぽけな存在と人間をとらえているにも関わらす、その人間がありったけの力を振り絞って立ち向かってくる様には何か特別の感情を持って受け入れています。
だからなんでしょうか?鋼FAではより挑発的に人間に対して訴えかけてきています。

狙撃手と国家錬金術師は、狙い定めた命を確実に奪っていった・・・そういう戦い方だったということをあえて言葉で表現して、強調しているのは自分自身の心に跳ね返ってくるものの大きさと重み。
だから中尉は言います。
死から目を背けてはいけない。殺した人々を忘れてはいけない。なぜなら彼らは殺した私たちの事を決して忘れないから。
これはキンブリーのセリフほぼそのままの受け売りになっています。原作のちょっと文学的でもったいぶった言い方よりも直接的でインパクトが強い言葉です。
あの場でキンブリーに言われた言葉が、ずっと重くのしかかっているということなんだと思います。

「悪役」(といっていいのか?)の自分勝手な物言いであるはずの台詞ががこんなにも印象的で強く心に残る不思議さ。
それは、そう認めたくないけれど正論だからなのかもしれません。その正論に「だけど!」と言い訳する事だって出来ます。でもここではだれもそんな言い訳はしないんです。

鋼FAのこの回で描かれようとしているのは「戦争」なんですね。それが 「殲滅戦」であるという事はどんなきれいごともそこでは通用しない訳で、そこに軍人として参加した大人たちにはどんな言い訳も無いんだという事です。

覚悟が足りない。 リンもそう言いました。エドもそう言っています。マスタングは戦場でキンブリーに言われました。
中尉の覚悟は半端ないです。イシュヴァールで受けた心の傷も全て受け入れそして甘い理想を現実にしようとする男と焔の錬金術を守るために。
鋼の凄いところ、好きなところの一つに、辛い現実を受け止めて逃げることなくそれを糧にして進んでいこうとするところがあります。皆、本当に逃げないなあ・・・。

人の命に対する覚悟。エドの「命を奪わない」覚悟は、「沢山の命を奪ったから」覚悟を決めて今ここにいる中尉の前でどんな意味を持つんでしょうか。この後、ブリッグズでも指摘されるけど。子供の理想。そう思うかもしれないけど、それを鋼の大人はきちんと受け止めています。

中尉の話を聞いてエドも変わります。
いや、中尉に話を聞こうとする時点でもう以前のエドでは無いのかも。

そういえば。「イシュヴァールの英雄」ってFAで出ていたっけ?

殲滅戦における戦果としての英雄。
間接的に多くの兵士の命を救った、部下たちにとっての英雄。
ふたつの意味をもつ「イシュヴァールの英雄」それがあってこそのマスタングの理想。
(だからいつかそこもちゃんと・・・)
甘い理想と、戦争という現実。そこに意味を見いだせない。この戦争の理由は何なのか?そう問いかけるマスタング。

そしてマルコーによってその理由が(一部であるけれど)語られる。

スカーにとっての復讐の対象がアメストリス人国家錬金術師全体からキンブリー一人に絞られる・・・のかな?すくなくともこれ以後のスカーは無暗に国家錬金術師を襲ったりはしないです。

萌え・・殲滅戦に萌えなんてないと思ったらやられた!アイキャッチ。ギャー。
1回目は少女リザ。2回目は中尉。ケロイド付。色気倍増。やばいでしょう??ねえ?
少女リザにケロイドが無く、中尉にはある。その意味が語られる日を信じています。

今回もプチ小動物祭りがありました。
シャオメイはもう当たり前に可愛いですが、ブラハ♪
エドを踏みつぶしたり、コーヒー吹かれた後や、中尉の話を聞くところなどいちいちやばいです。
殲滅戦の悲惨な話の中でのわずかな心のオアシスをありがとう!

Cパートのあとジャイアンのあのシーンって狙ってます?

次回予告・・・白い悪魔ってキンブリーだよね。 野放しですか。

30話
30話、その前に


鋼FA31話 520センズの約束

鋼FA29話 愚者の足掻き


コメント(2)  トラックバック(3) 
共通テーマ:アニメ

コメント 2

コメントの受付は締め切りました
kon

こんにちは。
>CM
奪われますよ! びっくりして、色々記憶が飛びました。
私も声優さんは判らないので、本編登場が楽しみです。

>台詞
ブラッドレイの台詞は「正論」だと私は感じました。強者の理論ですが。
むしろ彼が普通に「人間よ」と呼びかけている事の方が印象に残りました。
彼のあの演説、リザさんも聞いていたのでしょうか? 私も「内容が被るな」とは思ったけど、彼女独自の結論だと思いたいです。

>イシュヴァールの英雄
このエピも、後に必ず語られると信じています。

アイキャッチ、よかったですよね。あの入れ墨は重要だから覚えておいてね! っていう視聴者へのアピールも兼ねてるのかと。

>キンブリー野放し
笑いました。迷惑ですねぇ野放しは。
彼自身も野放しされてるつもりで実は……っと、ネタばれ自重。
by kon (2009-11-04 13:39) 

conian

書き上げてから全然感想になっていないことに気がつきました。未熟者conianです。反省・・・。

kon様
本編が殺伐としていただけにCMにやられましたよね。早ければ再来週位には拝めるかしら?楽しみです。

>台詞
確かに正論なんですよね・・・。だからグウの音も出ないんですけど。
>普通に「人間よ」と呼びかけている事の方が印象に残りました。
実はそれを望んでいるんじゃないかともとれるなあと、思いました。

中尉の台詞は本人なりの解釈の結果だと思います。

>イシュヴァールの英雄
これはもう絶対に、しかるべきところでやってもらわないと!ですよ。
私も信じています。

アイキャッチは演出の一部かもしれないと思います。シャワーシーンだけよりも印象に残りますよね。視聴者へのアピールと、そしてサービスも。

>キンブリー
野に放たれちゃいますから(笑)
by conian (2009-11-04 22:18) 

トラックバック 3

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。